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カートリッジの構造
キャノンのインクタンクは簡単な構造です。
カッターで切り開いてみました。

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BCI-7eのイエローインクです。
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インクの残量を検知する(記録する)のがこのICチップです。写真は裏側のICを写しています。
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下側から見たところ。
中央に通っている白っぽい筋がインクの通り道です。
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上部を切り離してみました。
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切り離した部分を仮に上蓋と呼ぶなら、
その裏側です。イエローのインクで丸く染まっているのが、ボールでふさがれている部分です。
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本体部分です。スポンジには、上蓋に押さえられていた×印の痕がついています。
スポンジが動かないのはそのためです。
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スポンジを引き出します。
想像していたとおり、2種類のスポンジが組み合わせられていました。
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スポンジを2つとも引き出します。
やはり、種類が若干違います。
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インクの出口のスポンジも簡単にはずれます。合計3種類のスポンジです。
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空気の通り道です。フィルムの上からも見えますが、追いかけてみると、複雑な経路で、最後はYの文字の上部の小さな穴(赤印)にたどり着きます。
途中、空気だまりのようなポイントが2カ所(水色)あります。
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取り出したスポンジを洗ってみました。
きちんと成型されており、丁寧に洗えば型くずれしません。
こうして洗ってしまうと、ほとんど同じスポンジのように思えます。
手触りは少し違うような気がするのですが…
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追加です。(H20.6.7)
このICチップは結構強力に光ります。
最初はカートリッジでなく、ヘッドにLEDが仕込んであるのかと思いましたが、この小さなICの下の透明部分がLEDのようです。
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さてそこに、テスターの棒を利用して、電圧をかけてみましょう。テスターはつながっていません。反対側には、3Vのリチウム電池をつないでいます。
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点灯しました。
かなり眩しいです。接写していますので、色が白く飛んでいますが、赤いLEDの光です。やはり、このチップが光るのですね。
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BCI-7eのカートリッジとBCI-6のカートリッジを比べてみました。緑の○の部分に突起があったのになくなりました。
赤の○の光学検出の窓が形状変更しました。黄色の○のところは、切り込みが入りました。
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インクの入っているタンクの容量が小さくなっています。赤い線が、7eのインクの壁です。6の方はまだ外側にスペースがあります。
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側面の突起です。
6では2本あったものが、1本に減っています。
これらの少々の形状変更が、7e専用インクを使用するプリンタでは6のインクが使えない理由です。
ただ、インクの量が減っているのはいただけませんね。
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だからどうなんだ、と言われると一言もないのですが、
キャノンのカートリッジは単純な構造で、スポンジの
特性によってその性能を維持していることが分かります。
エプソンの複雑な構造とは、考え方が対照的ですね。
詰め替えインクの実験で使った、エプソンのカートリッジは
非常にキャノンに似通っていたのに、なぜ構造を
大きく変更したのでしょう?
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カートリッジの洗浄
インクはなぜ高い?
インクはなぜ詰まる?
3eBKと9PGBK
詰め替えインクの実験
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