インクジェットプリンタ 徒然日記

 
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カートリッジの構造

 

キャノンのインクタンクは簡単な構造です。

カッターで切り開いてみました。

 

 

 IMG_1817.jpg

 

 

BCI-7eのイエローインクです。

 IMG_1830.jpg

 

インクの残量を検知する(記録する)のがこのICチップです。写真は裏側のICを写しています。

IMG_1818.jpg

 

下側から見たところ。

中央に通っている白っぽい筋がインクの通り道です。

 

IMG_1820.jpg

 

上部を切り離してみました。

IMG_1821.jpg

 

切り離した部分を仮に上蓋と呼ぶなら、

その裏側です。イエローのインクで丸く染まっているのが、ボールでふさがれている部分です。

IMG_1822.jpg

 

本体部分です。スポンジには、上蓋に押さえられていた×印の痕がついています。

スポンジが動かないのはそのためです。

 

IMG_1823.jpg

 

スポンジを引き出します。

想像していたとおり、2種類のスポンジが組み合わせられていました。

 IMG_1824.jpg

 

スポンジを2つとも引き出します。

やはり、種類が若干違います。

 

 IMG_1825.jpg

 

インクの出口のスポンジも簡単にはずれます。合計3種類のスポンジです。

 

IMG_1829.jpg

 

空気の通り道です。フィルムの上からも見えますが、追いかけてみると、複雑な経路で、最後はYの文字の上部の小さな穴(赤印)にたどり着きます。

途中、空気だまりのようなポイントが2カ所(水色)あります。

IMG_1831.jpg 

 

取り出したスポンジを洗ってみました。

きちんと成型されており、丁寧に洗えば型くずれしません。

こうして洗ってしまうと、ほとんど同じスポンジのように思えます。

手触りは少し違うような気がするのですが…

P1020193_2.jpg

 

追加です。(H20.6.7)

このICチップは結構強力に光ります。

最初はカートリッジでなく、ヘッドにLEDが仕込んであるのかと思いましたが、この小さなICの下の透明部分がLEDのようです。

P1020194_2.jpg

 

さてそこに、テスターの棒を利用して、電圧をかけてみましょう。テスターはつながっていません。反対側には、3Vのリチウム電池をつないでいます。

P1020191_2.jpg

 

点灯しました。

かなり眩しいです。接写していますので、色が白く飛んでいますが、赤いLEDの光です。やはり、このチップが光るのですね。

 P1020195.jpg

 

BCI-7eのカートリッジとBCI-6のカートリッジを比べてみました。緑のの部分に突起があったのになくなりました。

赤のの光学検出の窓が形状変更しました。黄色ののところは、切り込みが入りました。

P1020199.jpg

 

インクの入っているタンクの容量が小さくなっています。赤い線が、7eのインクの壁です。6の方はまだ外側にスペースがあります。

P1020196.jpg

 

側面の突起です。

6では2本あったものが、1本に減っています。

これらの少々の形状変更が、7e専用インクを使用するプリンタでは6のインクが使えない理由です。

ただ、インクの量が減っているのはいただけませんね。

 

 

だからどうなんだ、と言われると一言もないのですが、

キャノンのカートリッジは単純な構造で、スポンジの

特性によってその性能を維持していることが分かります。

エプソンの複雑な構造とは、考え方が対照的ですね。

詰め替えインクの実験で使った、エプソンのカートリッジは

非常にキャノンに似通っていたのに、なぜ構造を

大きく変更したのでしょう?

 

 

 

カートリッジの洗浄
 インクはなぜ高い? 

 インクはなぜ詰まる?
  3eBKと9PGBK

 詰め替えインクの実験

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